漁師の店の日記
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九月六日 エ貝漁
エ貝漁はなかなかの力仕事で体力を使います
エ貝はムール貝と同じような形、色は黒で、水中の岩に
がっちりと束ねた毛みたいな物で張り付いています。
それを二股の鍵でガリガリ引っかいたり叩いたりして
はがし、手網に入れて海に浮かべてあるズバオケに集めます
この日は登り潮で釣りのメッカ塩瀬崎の潮流が止まり午後から
そこに向かってみました。
大先輩の一人からものすごく在ると教えてもらった
ポイントに向かってみるが水が悪く海の底の方があまり見えない
やっとの事で見つけたポイントは浅い所で水深10mで結構きつい
そこに「ズバオケ」(でっかい木の桶でそれに貝や海藻類を集める)
からに小さいアンカーを打ちこんで作業開始、、
「ああふけでゃ(ああ深い)」
ただエ貝は深いところに生息しているもの程軽くしか
岩に張り付いないので、はがす作業そのものは楽でした
エ貝をはがしているとその周りをでっかい黒鯛がふよふよ集まって泳いでいます
壊れたエ貝や舞い上がったゴミの中の虫なんか食べているんですね。
以前ふと横を見ると視界一杯黒鯛の姿でびびった時がありました。
釣り人たちが岩場のほうで暇そうにしているのを見ると
まあこっちの方にこれだけ泳いでいればな、なんて思いました
こんな時船の上から黒鯛釣りの仕掛けに割ったサザエをつけてやれば
一発で釣れると父が話していました、以前父が友達とやったそうです。
一時間くらいでズバオケにエ貝満載になり大漁で帰港しました。
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